GeminiがGoogle Sheetsで業界最高水準の性能を達成

Googleは、Google Workspace向けAIアシスタント「Gemini in Sheets」の新機能をベータ版として発表した。今回の更新により、ユーザーは自然言語でスプレッドシートの作成・整理・編集を指示できるようになり、基本的なデータ入力から複雑な分析まで幅広いタスクに対応する。

SpreadsheetBenchで70.48%——人間の専門家に肉薄

特に注目すべきは、公開ベンチマーク「SpreadsheetBench」における評価結果だ。このベンチマークは、現実のビジネスシナリオに即したスプレッドシート編集タスクでモデルの能力を測る指標として広く参照されている。

Gemini in Sheetsは全タスクで70.48%の成功率を記録し、OpenAIやMicrosoftなど競合各社のAIを上回った。さらにこのスコアは人間の専門家が達成する水準に近いレベルとされており、AIによるスプレッドシート自律操作の実用化が現実味を帯びてきた。

日本のビジネス現場への影響

Excelと並んでGoogle Sheetsは日本のビジネス現場でも広く利用されており、特にスタートアップやテクノロジー企業での活用が進んでいる。今回の機能強化により、関数の作成やピボットテーブルの組み立てといった従来は習熟が必要だった作業を、AIへの自然言語指示だけで完結できる可能性が高まる。

繰り返しの多いデータ整形や集計処理の自動化が容易になれば、非エンジニアでも高度なデータ分析を実行できる環境が整うことになる。

Google Workspaceへの統合展開

今回のアップデートはSheetsにとどまらず、Google Drive・Docs・Slidesにもわたる広範なGemini強化の一環として提供される。Googleはこれらの機能をGoogle Workspace向けに順次展開していく方針だ。

Gemini in Sheetsのベータ機能は、対象のWorkspaceプランで利用可能。詳細はGoogleの公式ブログで確認できる。

※出典: Gemini in Google Sheets just achieved state-of-the-art performance.